こんにちは!
メンタルケアカウンセラーのあやです。
今日のテーマは
「まわりからの妊娠・出産報告がつらいとき
どうすればいいか」について。
不妊治療中、
あなたが1番つらいのはどんなことですか?
- 仕事との両立
- 治療費の捻出
- まわりからのプレッシャー
- 体調の変化
- 夫との関係がギクシャクしてしまう
本当にいろいろありますよね。
その中でも、
今日はメンタル面について取り上げてみます。
- 自分と他人を比べて落ち込んでしまう
- まわりからの妊娠・出産報告を素直に祝福できない
- 芸能人の妊娠ニュースさえ聞きたくない
私が不妊治療をしている頃、
こういった場面でどのように乗り越え、
メンタルを保っていたのかをお伝えしていきます。
自分とまわりを比べてしまう
「友人や同僚から妊娠・出産報告を聞くのがつらい」
という相談をよく受けます。
私も精神的にかなりのダメージを受けていたので
とっっっっってもよくわかります、その気持ち。
自分が結婚する前は
友人の妊娠出産を心から祝福できていたし、
もともと子ども好きなので
積極的に赤ちゃんにも会いに行っていたんです。
でも結婚後
自分が不妊治療をスタートさせてからは、
私より後に結婚した子が
次々と妊娠していくたびに、
自分の心がすさんでいくのがわかりました。
まさに【不妊あるある】ですよね。
不妊治療している人にしか
絶対にわからない感情です。
不妊様と言われようが、つらいものはつらい。
1年以内に80%
2年以内なら90%
これ、何の確率か知っていますか?
健康な人なら、
避妊しないで夫婦生活を続けた場合、
1年で80%、
2年で90%の人が妊娠に至るそうです。
まわりの友人や同僚たちが
結婚後まもなく妊娠していくのは、
当然と言えば当然なんですね。
でも私、
この数字を知ったとき
不妊様感情が爆発してしまったんです。
- 私の場合、治療しなければおそらく一生妊娠することはない
- 治療したところで絶対に授かれるわけでもなく、むしろ確率はものすごく低い
- 誰よりも子どもが欲しいと願っているのに、こんなに時間とお金を費やしても授かれる保証なんてない
- ふつうの人が当たり前にもっているものなのに、なぜ私にだけないのか
何も問題なく妊娠していく人と
不妊治療でもわずかな希望しかない自分を比べては、落ち込んでいました。
そんな思いを毎日抱いて
不安と戦っているのに、
ひっきりなしにまわりから伝えられる幸せな報告。
自分の人生にまったく関係のない
芸能人の妊娠ニュースにでさえ、
敏感に反応してしまう始末。
もうね、平静でいられるわけ、ないですよ。
妊娠・出産報告を受けたときは・・・
対面で妊娠・出産報告を受けたときは、
もちろん笑顔で「おめでとう」と言えてました。
大人ですから。
(笑顔はひきつっていたかもしれませんが笑)
LINEで来たら、
盛大なお祝いメッセージと
おめでとうスタンプを返して。
(このときは完全に無表情…ゴメンナサイ)
そして…
その夜は必ずと言っていいほど
お風呂で声を殺して泣きました。
- 心から祝福できない自分がいること
- 私のほうが先に結婚したのに…どうして私だけ…という気持ち
- 夫への申し訳なさ
いろんな感情が混ざって、
どうしようもなくつらかったです。
これ本当の話なんですけど・・・
私のまわりの既婚の友人たちは全員、
子どもを授かっていきました。
みんな結婚して1~2年で。
体外受精していた友人が1人だけいましたが、
1度目の移植で見事成功。
そのあとは「体質が変わったみたいなの!」と、
自然妊娠で2人目、3人目も出産していました。
そして私が治療しているとき、
ちょうどまわりが2人目ラッシュの真っ只中。
の報告が相次いでいたのです。
とにかくこんな状況、
絶対に精神衛生上よくないと思ったので、
自分なりに対応策をとることに。
①妊娠・出産・育児の話題からとにかく距離を置く
私が徹底したのは、
そういった話題からとにかく距離を置くということ。
- 妊婦や子持ちの友人となるべく会わない
- リア友のSNSは見ない
- ネットニュースを見ない
- 誰かといて妊娠の話題になったときは、やんわりと話題を変える
これらは全部、
自分のメンタルを守るために必要なことでした。
「妊娠すること」は自分の人生において
最も優先すべき大切なことだけど、
あえて考えすぎないように、
ただ治療を淡々と進めるために。
この方法によって
妊娠・出産報告を受けたり、
目にすることは少なくなりました。
②他のことに没頭する
妊娠・出産報告をなるべく回避していても、
完全に避けることはできません。
報告を受けてしまった後も
そのことばかり考えなくて済むように、
「何かに没頭する」のがおすすめ。
何か他に没頭できるものがあると全然違います。
実際、私がそうでした。
- 美容
- 旅行
- 読書
- 美味しい食事とお酒
いちばん没頭したのは「美容」ですね。
私は仕事も美容関係だったのですが、
スキンケアの最新情報を調べたり
新しいコスメをいろいろと試したり
インスタで美容アカウントをつくってみたり。
(ちなみにこの美容アカがきっかけで
某美容サイトのライターとして活動したことも!笑)
これ、「美容にはそんなに興味ない…」という方にもすごくおススメなんです。
治療中うまくいかないことが続くと
暗い気持ちになってしまいますが、
自分がキレイにしていることで
女性としてのモチベーションを保つことができ、
不思議と明るい気持ちになれるんです。
外見をキレイにすることで、
内面まで引っ張られるんですね。
「妊娠できたら自分のことに構う時間も減ってしまうから、治療中こそキレイになれるとき!」と前向きに考えることもできます。
【例】
- 今しかできない髪型や髪色にチャレンジ
- 新しい化粧品を試してみる
- 永久脱毛に通う
【ネイル】がキレイだと
目にするたび気持ちをウキウキさせてくれます♪
治療のストレス解消のために、
たまには【エステやマッサージ】で贅沢するのもいいですよね。

今のうちに永久脱毛しておくのもおすすめ。
私も治療中に手足の脱毛を完了させました。
他には【ヨガやランニング】を始めてみたり、
内側から美しく健康になるための【料理】を極めるのもいいかもしれません。
今だと、オンラインヨガも流行っていますよね〜!
教室に通えなくてもおうちでできる良い時代です。
筋肉をつけると代謝が良くなって、
身体が冷えにくくなりますよ。

もちろん美容以外でも、
自分が楽しい!と思えることならなんでもいい。
何か没頭できるものがあれば、
妊娠・出産報告を受けたときのつらさを紛らわすことができます。
③「子どもがいたらできないこと」をする
②の「他のことに没頭する」と多少かぶりますが、
夫婦2人でいる間しかできないことを楽しむのも
おすすめです。
特に小さな子どもがいる家庭では、
大人がやりたいことをかなり制限されてしまいます。
だから妊娠・出産報告を受けたときは
「子どもがいたらできないこと」を、
逆にあなたがやるのです。
たとえば・・・
- 夫との記念日を大切に祝う
- 習い事を始める
- ちょっと高級なレストランで食事
- 国内外問わず旅行する
- 休日は心ゆくまで思いっきりゴロゴロする(笑)
実際に意識しながら試してみると
「これは今だからできる貴重な体験なんだな〜」
と思えるので、
自分たちだけのために時間を使えることのありがたさを実感でき、おだやかな気持ちを取り戻せます。
④心を許せる相手に話を聞いてもらう
いろいろ試してみても
本当につらくてどうしようもないときは、
誰か信頼できる相手に頼ってください。
- パートナーや家族
- 不妊治療のことを知っている友人
- SNSで知り合った、不妊治療経験者
- プロのカウンセラー
自分の気持ちを正直に吐き出せて
受け止めてくれる相手がいると、
それだけでずいぶん違うと思います。
私の場合は、
不妊カウンセラーさんによるメールカウンセリングを受けていました。
クリニックのサービスとして紹介されていたので
利用してみたのですが、想像以上に効果大!!
気持ちを吐き出すだけで、
本当に気持ちがラクになるんです。
誰かに妊娠・出産報告されるたび、頼っていました。
私が実際に送っていた相談メールの内容は、
こちらで公開しています↓


私も現在、お悩み相談を受け付けています。
ご興味のある方はぜひご覧ください。
不妊治療中のお悩み、なんでも相談に乗ります 治療経験者のカウンセラーがあなたの気持ちをラクにします
誰が何と言おうと、
前向きに治療を続けるためには
自分のメンタルが1番大事!!
まわりの人から幸せ報告を聞いて
それを心から祝福できなかったとしても、
それは治療中の「今だけ」です。
あなただけではないので、
そこまで落ち込むことはありません。
不妊治療中のメンタルケアについて、
自分なりに考えてみることをおすすめします。
それでは、
今日はここまで〜!
最後までお読みいただきありがとうございました。
・妊娠出産報告はなるべく回避!
・受けてしまったときは対処法を試してみよう
・自分のメンタルは自分でしか守れない
\メンタルケアも参考になる不妊治療歴はこちら/

\私の治療歴が1冊の本になりました/
